ブログ

親の言葉が子どもの未来をつくる

定期テストや模試の結果が返ってきたとき、

「また下がってる…」「このままで大丈夫なの?」

そんな不安や焦りを感じること、保護者なら誰しも経験があると思います。

ただ、そのときの親の声かけが、子どものやる気を左右することも事実です。

1. まずは、受け止める言葉から

成績が悪かったとき、つい言いたくなるのは

「ちゃんと勉強してたの?」

「どうしてこんな点数取ったの?」

などの声かけですが、子ども自身も内心落ち込んでいます。

そんなときに効果的なのは、感情を否定しない言葉です。

「がんばってたのに悔しいね」

「結果は残念だったけど、見直して次につなげよう」

まずは“一緒に乗り越えるスタンス”を見せることが大切です。

2. 原因より、次の一歩を一緒に考える

点数が下がった原因は、本人が一番わかっていることも多いです。

大切なのは責めるのではなく、次にどう動くかに目を向けること。

たとえば

「どこが難しかった?」

「時間の使い方を少し変えてみようか」

「塾の先生に相談してみようか?」

というように、小さな行動目標を一緒に決めていくと、前向きに勉強を再開しやすくなります。

3. 「努力=結果」ではない時期があると知る

特に中学生はテスト範囲の広さや科目数が増える中で、

「がんばっているのに成果が出ない」という時期があります。

それは知識の定着や勉強のやり方がまだ整っていないからです。

塾でも「今は土台作りの時期」「次のテストで伸ばす」と伝えながら、生徒のメンタルを支えています。

4. 塾としてお伝えしたいこと

当塾では点数だけでなく「なぜそうなったか」「次にどうするか」を一緒に考える指導を大切にしています

成績が下がったときこそ、お子様の心に寄り添うチャンスです。

親の信頼ある言葉が、子どもにとっての「支え」になります。

5.点数ではなく、“努力のプロセス”を認める声かけを

テストの結果に一喜一憂しがちですが、大切なのは「結果」よりも「そこに至るまでの努力のプロセス」です。

たとえば

「今回、計画的にワークに取り組んでたね」
「塾の先生に質問しに自習に行って、がんばっていたね」
「テストのやりなおしをすぐに取り組んでいたね」

といった具体的な行動を褒めることが、子どものやる気を支える土台になります。

こうした声かけは、成績が思うように上がらなかったときにも、
「がんばったことはちゃんと見てもらえている」
という安心感を与え、自信を失いすぎることを防いでくれます。

塾でも、「結果だけではなく学習姿勢」「できるようになったプロセス」に注目して声をかけています。
子どもたちは、“点数以外のところも見てくれる人がいる”と感じることで、自分を取り戻せるのです。

最後に:こんなときはご相談ください

「どう声をかければいいかわからない」

「家庭でどこまで言うべきか悩んでいる」

そんなときは、どうぞ気軽にご相談ください。

ページトップ